佐原の大祭

SAWARANOTAISAI

【佐原の大祭 夏祭り編】若衆の心意気 江戸優りのスゴ技<千葉>

公式【佐原の大祭 秋祭り】大迫力!大人形山車13台が勢ぞろい<千葉>

公式【令和4年度 佐原の大祭】Sawara Grand Festival 夏祭り&秋祭り総集編

佐原の大祭とは?

千葉県香取市佐原の市街地を舞台に、各町が自慢の山車を曳き回す「佐原の大祭」。
約300年の歴史を誇る、関東三大山車祭りの一つに数えられるお祭りです。

佐原囃子の音色に乗せ、高さ数メートルにもなる山車が街中を通る光景は圧巻。
見どころは街の各所で繰り広げられる「のの字まわし」。大きな山車が「の」の字を描くようにぐるりと回転する様子は、思わず手に汗握る迫力です。

7月の夏祭り(八坂神社祇園祭)と10月の秋祭り(諏訪神社大祭)がありますが、2020年と2021年は新型コロナウイルスの影響で中止となりました。
3年ぶりの開催となる今年は7月15日から17日の3日間に夏祭りが行われ、10月7日から9日にかけて秋祭りが開催予定です。

祭り紹介

2004年に国の重要無形民俗文化財へ指定され、2016年にはユネスコ無形文化遺産にも登録された、世界に誇る「佐原の宝」。 夏祭りでは10台、秋祭りでは14台の山車が、「江戸優り」とうたわれた風情ある街並みを進みます。

山車には各町ごとに異なる「飾り物」と呼ばれる大人形が飾られ、その多くは江戸・明治期の名人形師によるもの。 曳き廻しの担い手の腕の見せ所でもある「のの字廻し」、軽快な手踊り、哀愁漂う佐原囃子の音色など、数々の魅力があります。

夜になると山車は提灯を灯し、昼とは違った佇まいに。 小野川に揺れる光が反射し、幻想的な雰囲気を感じることができます。

歴史・背景

佐原の山車祭りの起源は1721年とされ、記録として1839年の古文書が残っています。 町人自治の町だった佐原は、不審者の侵入を防ぎ、付近を流れる利根川が氾濫した際には力をあわせて全員が逃げられるようにするため、強力なコミュニティを作り上げる必要がありました。有識者は、町人の一体感を築くために山車祭りが発展してきたと指摘します。

戦後には祭りの存続が危ぶまれた時期もありましたが、数々の人の尽力により復興。 現在は300年の伝統を大切にしながら、参加者の一体感を育み、観光客が楽しむことで地域経済も振興するお祭りとして続いています。

夏祭り開催レポート

2022年7月15日から17日の3日間、千葉県香取市佐原で「佐原の大祭」夏祭りが3年ぶりに開催されました。国の重要無形民俗文化財やユネスコ無形文化遺産にも登録されているこのお祭りは、300年受け継がれてきた佐原の大切な伝統文化。「江戸優り」と謳われた歴史風情ある街並みを舞台に、高さ数メートルもの山車を曳き回しました。ここでは、感染症対策なども講じながら行われた2日目の様子をレポートします。

秋祭り開催レポート

ユネスコ無形文化遺産に登録されている千葉県香取市佐原のお祭り、「佐原の大祭」。その秋祭りが2022年10月7日から9日の3日間にわたって開催されました。その2日目は、高さ7メートルにもおよぶ山車13台の運行、3年に一度の年番引継行事など、見どころが盛りだくさんの1日に。その様子をレポートします。

感染症対策の取り組み

<新型コロナウイルス対策>
・発熱の症状、体調に異変を感じている方は観覧をお控えください。
・マスクを着用し、大声を出すことを控えてください。
・観覧中に体調に異変を感じましたら、観覧をお控えください。
・山車の曳き回し区域は込み合うことが予想されます。
一定の場所に留まらず、密にならないようにお願いいたします。
・曳き回し区域内に消毒用アルコールを配置しております。
細めな消毒をお願いいたします。

<新型コロナウイルス感染症対策の一例>
・手が触れる場所の消毒を細めに行います。
・曳き回し区域内に消毒用アルコールを配置します。
・シャトルバス乗り場において、検温の実施、手指の消毒を徹底。
利用者乗降後に座席や手が触れる場所の消毒を行います。
・新型コロナウイルス感染症拡大防止の注意喚起をアナウンスします。

継承活動の取り組み

千葉県香取市にある佐原は、かつて利根川の水運で「江戸優り」と呼ばれるほどに栄えた土地。現在でも、川沿いを中心にその江戸情緒の面影が残っています。その佐原の風物詩が、約300年の歴史を誇り、関東三大山車祭りの一つに数えられる「佐原の大祭」。佐原の人々が自分の町自慢の山車を曳き廻す、勇壮で華やかなお祭りです。7月の夏祭りと10月の秋祭りがありますが、2020年と2021年は新型コロナウイルスの影響でどちらも中止に。今年、3年ぶりに開催となります。

今では町にとって欠かせない存在となっている佐原の大祭ですが、一時は町の人に疎まれ、存続が危ぶまれたこともあったそうです。佐原の大祭実行委員会の初代会長・小森孝一さんは、当時の大祭を支え、祭りの継承に尽力してきた一人。小森さんが見た祭りの記憶や、古文書をあたって気づいた価値、佐原の大祭を守り続けていくための取り組み、そして3年ぶりの開催への思いなどを語っていただきました。

秋祭り 開催概要

秋祭り 開催日程

2022年10月7日(金)~9日(日)
令和4年の佐原の大祭は、感染症対策のため3日間全て、 各町が思い思いのコースを曳き廻す、乱曳きとなります。 (全町内合同での、総踊り、巡行、曲曳きは実施しません。)

秋祭り アクセス

・電車

JR成田線 佐原駅から徒歩0分
(駅前がお祭り区域)

・車

東関東自動車道 佐原香取ICから10分
大栄ICから20分

・高速バス

京成バス・千葉交通
東京駅発銚子東京線(佐原ルート・小見川ルート)佐原駅北口 下車 徒歩1分

関鉄グリーンバス
東京駅発鉾田駅行佐原駅等で下車 徒歩1分

・駐車場

利根川河川敷臨時駐車場 1,000台(無料、大型バス駐車可)
※お祭り期間中の午前9時30分から午後9時まで、利根川河川敷臨時駐車場から
お祭り区域付近までシャトル舟とシャトルバスが運航されます。

・シャトル舟

片道:大人 600円、子ども300円

・シャトルバス

片道:大人200円、子ども100円
※シャトル舟・シャトルバスの運賃は変更となる場合があります。
※交通規制に伴い、路線・循環バスの一部が運休となり、また迂回運行を行う場合があります。